「日韓少年スポーツ・文化交流事業」として、境港市協力のもと韓国遠征を行うこととなりました。FCアミーゴから12名(中学1年生8名、小学6年生4名)、トレイス大山 SCから2名(中学1年生)の計14名が参加しました。
1日目
出発日当日、米子空港で石田日陽くんが代表挨拶を努め、保護者の方々の見送りを受けて出発しました。初めて飛行機に乗るという子がほとんどで、ワクワクしている子もいれば、不安に思っている子もいました。
仁川空港に着くと、四日間お世話になるガイドの李さんに出迎えてもらい、まずはソウル市内のレストランに案内して頂きました。夕食はサムギョプサルという豚バラ焼肉でした。
食事係の門脇修馬くんが、覚えたばかりの韓国語で「いただきます」と言ってくれました。
みんなお腹が空いていたということもあって、焼肉をいっぱい食べ、ご飯もおかわりしていました。
ホテルでは、今回の海外遠征を通して、個人やチームとしてレベルアップを図るためにどういった姿勢で取り組むべきかをミーティングで共有し、翌日のサッカー交流に備えて就寝しました。
海外が初めての子も多く緊張でなかなか寝付くことができない子もいましたが、特に大きなトラブルもなく初日を終えることができました。
2日目
ソウルから東海市へ約4時間かけてバスで移動しました。
会場に着くと、東海市の職員の方々、FCへオルンの監督や選手たちに出迎えられ手厚い歓迎を受けました。
韓国の選手たちが積極的にアミーゴの選手たちに声をかけながら施設を案内してくれました。言葉が通じないながらも、表情とジェスチャーを混じえながら楽しそうにコミュニケーションを図る子どもたちの姿がとても印象的でした。
〜サッカー交流〜
試合前、韓国選手たちはチーム全員で声を出しながらウォーミングアップを行っていました。楽しむところは全力で楽しみ、サッカーとなると真剣勝負。行動にメリハリがあって、とても一体感のあるチームだと感じました。
試合は25分を2本行いました。序盤はFCへオルンのシンプルに裏を狙ってくるカウンターになかなか対応が出来ませんでした。インターバルでカバーリングやポジショニングについて修正し、終盤には韓国での初得点を奪い盛り上がりました。その後も1点を追加し良い流れになって来たところで試合終了。
暑い中、思うように体が動かない子も見られましたが、何度か良い形を作ることができました。
水分をたくさん用意してくださった旅行会社の一畑トラベルさん、東海市のみなさんに感謝です!
サッカー交流後は名刺交換やプレゼント交換、レクリエーションをして楽しみました。
交流会での挨拶は門脇ひかりさんです。韓国語を使って上手に挨拶をしてくれました。
レクリエーションでは6年生の嶋田采翔くんがみんなの前でけん玉を披露してくれました。けん玉や手押し相撲、リフティングなどをしてへオルンの子どもたちと楽しみました。
夕食もへオルンの子どもたちと東海市の焼肉店でもてなして頂きました。夕食後には、各グループに分かれてへオルンの子どもたちに東海市を案内してもらいました。一緒にプリクラを撮ったり、ゲームセンターに行ったり、存分にアミーゴの子どもたちを楽しませてくれました。
アミーゴの子どもたちにとって、異文化に触れることの出来た濃密な1日でした!
3日目
午前からFCへオルンと4本試合を行いました。前日の反省を活かし、カバーリングやポジショニング、選手同士の距離感を意識して取り組みました。ドリブル突破や中盤でのボール奪取、ディフェンスラインの攻撃参加など、良いプレーがたくさん見られました。へオルンとの試合を通して、自分たちの課題を見つけ、一人一人が考えてそれを修正していくとても良い経験が出来ました。
昼食は、チャジャンミョンとタンスユクを頂きました。日本でいうジャージャー麺と酢豚です。チャジャンミョンは現地の子どもたちにとても人気の食べ物だそうです。アミーゴの子どもたちも美味しいと言って食べていました。昼食後はへオルンの子どもたちに最後の挨拶をし、東海のみなさんに見送られソウルに向かいました。
ソウルに戻ってからはロッテマートに行きました。韓国のお金を使って戸惑いながらもみんなが食料品やお菓子などのお土産をたくさん買っていました。買い物を終えると広蔵市場(クァンジャンシジャン)という韓国で最も古い常設市場を歩き見学しました。様々なジャンルの店舗が並んでいて普段は現地の人や観光客で大変賑わっているそうです。夜の8時を過ぎていることもあって人通りは少なく閉まっている店も多かったのですが、韓国の雰囲気を味わうことが出来ました。
最終日
仁川空港から米子空港に到着すると保護者の皆さんに出迎えてもらい、最後は谷本宇多くんが代表挨拶を行い韓国遠征を終えました。
今回の韓国遠征を通じて、日本と韓国の文化の違いを体験することが出来ました。サッカーだけでなく、韓国の文化に触れる事で、韓国の良さを知るとともに、日本の素晴らしさも改めて感じてくれたと思います。
言葉が通じなくても韓国の子どもたちとレクリエーションを楽しむ事が出来ました。日本とは違うお金を使って自分たちで買い物をすることが出来ました。日本では経験できない事をたくさん経験しました。これらの経験が子どもたちに自信と度胸を与えてくれたと思います。
韓国遠征で得たものを無駄にせず、さらに成長し自立していくためにも、日本に帰ってからの行動が大切です!
日本人であることに誇りを持ちつつ、仲間を大切に、常にチャレンジ精神を持って何事にも積極的に取り組んでいきましょう!
このような貴重な経験を子どもたちに与えてくださった保護者の皆様、ありがとうございました。